なぜ葉酸は妊婦にいいのか
なぜ葉酸は妊婦にいいのか
- 葉酸とは
水に溶ける水溶性ビタミンの一種でビタミンB群の仲間です。葉物野菜に多く含まれることから葉酸と呼ばれています。
- なぜ妊婦にいいのか
葉酸は核酸(タンパク質や細胞を作る時に必要なDNA)を合成する役割があり、細胞分裂が活発な胎児の正常な発育に役立ちます。また、神経管閉鎖障害という神経管の発育不全になるリスクを減らすことがわかっています。
- どんな食品に多く含まれているのか
葉酸は広く食品に含まれていますが、特にレバー、枝豆、ほうれん草など緑黄色野菜に多く含まれています。
- 1日にどれくらい葉酸を取ればいいのか
妊娠中は1日に約480μgの葉酸が必要です。非妊娠時で約240μgの摂取が必要なので約2倍摂取しなければならないことになります。ただし葉酸は水溶性ビタミンの一種なので、水に溶けやすく加熱に弱いため調理には工夫が必要です。また通常の食品で体内に吸収される葉酸は50%と言われているためサプリメントと併用して摂取することが効率的です。
- 葉酸は取りすぎも良くない
厚生労働省は1日の上限摂取量を1,000μgとしています。あまりにも大量に摂取しすぎると発熱や蕁麻疹、かゆみ、呼吸障害といった過敏症を起こす事があるので注意が必要です。
- 食品中に含まれている葉酸量
ほうれん草.....生で100g中210μg
枝豆................100g中260μg
ブロッコリー..茹でて100g中120μg
いちご.............100g中90μg
みかん.............100g中22μg
バナナ.............100g中26μg
最後まで読んでいただいて有難うございます。
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